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先生とわたしたち、RSTとの出会いも岩瀬酒造さんがきっかけでしたね。
安藤:サン・フランシスコ号が「大航海時代のスペイン船」であったことからRSTさんとの出会いがあったわけで、これもご縁ですね。RSTのスタッフの方がサン・フランシスコ号の引揚げ事業についてとても熱心に語っていらっしゃったので、私も引き込まれました。

私たちは事業パートナーである、水中考古学者のロバート・F・マークス氏からの情報で千葉の御宿沖にスペイン船が沈んでいると知り、調査をしているところでした。
安藤:ロバート・F・マークスさんの著書「コロンブスそっくりそのまま航海記」は目を通しましたが。年齢も近く、彼も歴史や文献などの膨大な資料分析や調査といったフィールドワークを重視しているという話もお聞きしとても親近感を感じますよ。
今年は日本メキシコ交流400周年記念のさまざまなイベントがありましたよね。
安藤:はい。このタイミングでRSTさんと出会ったのは本当に運命的ですね。この歴史的事実を全国にご紹介するため、元千葉県知事の堂本暁子氏を中心に時間をかけて準備し、私もいろいろとアイデアを出すなどの協力をしてきました。メキシコ大統領が初来日した当時、堂本氏はTBSの記者として取材を担当したそうで、今回の記念事業にも熱心に取り組まれていました。
9月に御宿で開かれた記念式典には皇太子殿下も出席されましたよね。
安藤:皇太子さまはこれまでにメキシコを3回訪問したことがおありだそうで、400周年名誉総裁をお務めになられているのです。御宿に皇太子さまがいらっしゃるということで、地元ではたいへんな盛り上がりでしたよ。今年は町全体がこのサン・フランシスコ号と日本メキシコ交流400周年で沸いています。これらのさまざまなイベントが「町おこしや」につながることを願っています。
まさに先生が望む地元、千葉の活性化やふるさと文化研究会の活動にもつながる年だったんですね。ところで、この記念事業は日本・スペイン・メキシコの三国というより、日本とメキシコが中心のようですが?
安藤:そうですね。おっしゃるとおり、どうもメキシコばかりにスポットが当てられているように思われ、私はそこを見直すべきだと考えています。400年前のメキシコはスペインの植民地でスペイン副王領でしたし、サン・フランシスコ号もスペインのガレオン船です。ですから、今年はむしろ「日本スペイン交流400周年」で、この記念すべき年を機にスペインとより深く交流を持つべきではないでしょうか。
大航海時代の船には当時の二大勢力だったスペインとポルトガルの船が多く、私たちRSTも今後のスペイン国との関係づくりはとても大切だと思っています。
安藤:この400周年記念事業を通じて、より友好的な関係を築ければ、今後の歴史的沈没船の発掘が急速に進むでしょうね。
そうですね。ロバート・F ・マークス氏の情報では日本近海にも多くの沈没船があるとのこと。これをきっかけに我々は多くの歴史を検証し、また御宿のように地元の町おこしにつながればと思っています。安藤理事長も国際交流活動は積極的におこなわれていますよね?
安藤:最近はそれほどでもありませんが、サンクトペテルブルクには100人を引率しましたよ。日本を誤解している世界の国々には迷惑をかけた時代がありますから、友好的な交流はまだまだ必要です。来年はまさにスペイン、メキシコ、マレーシアなどを候補にあげています。
では、今後のサン・フランシスコ号の行方にも目がはなせませんね。
安藤:本当にそうですね。実現したら大ニュースですよ。地元の御宿では多くの方が協力的な姿勢を見せていますし、もちろん私も全面的に協力いたします。
私たちRSTとしても、ぜひともこの機会にサン・フランシスコ号の引揚げを実現させ、千葉の活性化そして、スペイン、メキシコとの友好の架け橋となれれば嬉しく思います。安藤理事長、今回は貴重なお時間ありがとうございました。


