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八重野さんの著書の中で、教育現場に宝探しをという一文があったのが印象的でした!
八重野:平成14年度から「総合的な学習の時間」という新たな取組みがされています。これは教科の枠組みを取り払い、ひとつのテーマを持って問題解決のためにどんな方法があるかを探っていこうというものです。

宝探しと勉強の接点はなんですか?
八重野:伝説を歴史的な観点から真実味を検証し、政治経済史、鉱山史、貨幣史など科学的に推理する。そうした過程で自分の能力が足りないと思う場面もでてくるでしょう。宝探しは面白いし、読み書き計算ができないと考えが広がっていかない。今までの勉強を生かすことができるし、足りなければ自発的に勉強する気が起きると思うんです。学んできた知識を、自分のものとして身につけることができるわけです。
子どもたちにその話をした反応はいかがでした?
八重野:私は子供向け学習雑誌の編集をしていましたので、その縁で講演の依頼があります。普段は科学をテーマにしていますが、ある時「宝探し」について語ってみたところとてもいい反応でしたよ。小判やメル・フィッシャーがみつけた財宝をスライドで見せると、目を輝かせていました。
宝探しは机の上での推理も大事だが、現場がより大事です。机の上で覚えたものはすぐ忘れてしまいがちです。ところが自身で体験すれば五感が研ぎ澄まされるし、確かな知識として身につきますからね。
僕自身も現場主義。やっぱり泥にまみれないとダメだなあと思います。頭から入ってくる情報というものには限度がありますからね。
